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Q)風景写真をおねがいしました。海の色、木々のいろ。出来上がった写真を見る時は、撮ったときの印象を持って見ますので、想い出の色とちょっとちがうようです。 海のシーンは、補正の中でも、もっとも難しいシーンの一つです。補正のコンセプトの重要なアイテムには、ホワイトバランスをとることがあります。海のシーンでは、基準となる白い物体の面積が小さく、これが補正を誤らせる原因になっています。 他のお客様からも、同様の指摘を受けており、現在海のシーン専用の補正アルゴリズムを開発中です。残念ながら、お客様の御注文の処理には間に合いませんでしたが、本日ベータ版が完成しました。是非、御意見を賜わりたく願っております。 人間の視覚は、大変良くできており、光源の状況が変わっても、物体の色の見え方は変わらずに済むようなメカニズムがあります。 デジカメやフィルムには、そのようなシステムが不十分なため、物理的な色の情報しか記録できません。(電球の下で撮影されたものは赤く、太陽光線で撮影されたものは青く、蛍光灯の下で撮影されたものは、緑色に記録されます。)したがいまして、プリントする際には、物理的な色情報から、実際に撮影者が感じた色を推定して再現する必要があります。残念ながら、この推定作業は、自動化が大変困難で、人による補正に頼らざるを得ない部分が多いのです。 厳密に言えば、撮影者が感じた色を完全に再現するのは、プリントする人間が、同一のシーンを見なければ不可能です。 また、デジカメの内部のシステムで様々な処理(オートホワイトバランスなど)を施すため、デジカメで記録されているJPEGファイルの色が、撮影者が撮影時に感じた色や、物理的な色と一致しているともかぎりません。 さまざまな状況を推定して、処理を行う必要があり、中々答えを出すことができずにいます。御意見は大変参考になりました。どうもありがとうございました。 これからも、お客様の御期待に添えるよう、システムの改善に取り組みます。 誠にありがとうございました。 |